下顎最後臼歯の単独インプラントのコツ

今日もインプラントの手術を行っていました。本日は下顎最後臼歯の単独インプラントでした。
最後臼歯のインプラントは色々とコツあります。
理由として以下のことが挙げられます。

・咬合力が加わりやすい
・下顎最後臼歯部は非可動の角化歯肉が少ない
・下顎最後臼歯部は下顎管が近接している場合が多い
・開口制限のある患者様は補綴操作が困難な場合がある

以上が大まかな理由です。
その為に本日は『X-Guide』を使用し手術を行いました。また、さらにワックスアップのコンバージョンしているステントも使用し、
埋入方向のダブルチェックを行い、正確な埋入ポジションで埋入できました。

今度も専門的なインプラント治療を追求したいと思います。
また今週末は『顎顔面インプラント学会総会』の発表を控えており、ここ1か月半はインプラント漬けです。
良い発表ができるように頑張りたいと思います。

インプラントの出張手術

夏から秋にかけて、インプラントの出張手術のご依頼をたくさん頂いてました。

下記のシーンは京成立石の『奥戸いろは歯科・矯正歯科』さんでの一コマです。垂直的な骨造成と同時埋入したインプラント手術でした。垂直的な骨造成は、インプラントの最終補綴装置が咀嚼運動で機能してからの予知が肝心です。というのは、インプラント周囲の骨吸収が起きることがあるからです。そのため、当院では手術だけでなく最終補綴装着後のメンテナンスにも重点的に行ってます。メンテナンス主導型のインプラント治療が広まれば幸いです。

インプラントの勉強会をやりました②

連続投稿となりますが、先日、『On1 concept』をテーマで勉強会をやりました。場所は茨城県歯科医師会館です。いつも、歯科医師会館の職員の方には感謝です。

『On1 concept』とは単独歯用のインプラント補綴の“要”と言っていいほど、良いシステムです。当院では5年ほど前から導入し、開発者のフランス・パリで開業されている、Dr. Bernard Touatiに直接、ご教授して頂きました。とても、日本の獺祭が大好きな素敵な紳士です。今後も当勉強会であるSSITを通じて、On1の様々な使い方を紹介できたらと思います。

インプラントの勉強会をやりました①

先日、茨城県歯科医師会館でインプラントの勉強会をやりました。切開線の解説を中心に皆さんでディスカッションをしました。
最近、参加される先生が増えてきて活気があります。
今後は、ドリリングの復習などもやりたいと思います。

新しい麻酔薬(アネレム)を導入しました。

静脈麻酔による無痛治療で用いる薬として、新しい麻酔薬「レミマゾラムベシル酸塩(商品名アネレム)」を導入しました。

血圧低下、心抑制などの循環動態変動への影響が少なく、速やかに代謝される超短時間作用型として期待できるお薬です。

当院では患者様に安心して手術•処置を受けていただけるように日々情報を収集し、研鑽に努めております。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

歯を削る器具の滅菌

当院の衛生・滅菌機器をご紹介致します。
こちらは『DAC』という機器で、タービン、5倍速コントラなどの歯を削る器具専用の滅菌器です。これは当院では、2代目の『DAC』です。開業当初から10年間このシステムを採用してます。患者様ごとに滅菌した物を使用しています。その為、当院のタービン、5倍速コントラは、20セット以上あります。
患者様にはご安心頂けるかと思います。

海外メーカーのインプラントの勉強会

先日、ブラジルのメーカーのインプラントの学術フォーラムに参加しました。ブラジルはインプラントがかなり普及している国です。インプラントは、様々なシステムがありますがやはり色々と勉強になります。また補綴のノウハウにも役に立ちます。当院のインプラントの補綴装置製作に応用したいと思います。

インプラントの清掃性

『他の医院でインプラントを入れたけど歯ブラシがやりにくい。』という相談をたまに受けます。これらの原因として、清掃性が良くないインプラントの人工歯(補綴装置)が装着されていることがほとんどです。その対策として当院では、口腔インプラント専門医である私が全症例、人工歯の形をチェックしてます。少し掘り下げて説明しますと、

①インプラントの埋入深度
②アバットメントの高さ
③埋入ポジション
④非可動性の角化歯肉の量
⑤アバットメントから人工歯への立ち上がりの角度
上記の5項目が、大まかな要件です。



このように、人工歯一つ一つを歯科医師⇄歯科技工士双方で連携して製作しております。

日本口腔インプラント学会総会に参加してきました。

先日、日本口腔インプラント学会の総会に参加してきました。名古屋国際会議場で開催されました。今回は、全体的に大学のインプラント科の発表が多い印象でした。中でも、基礎的な発表である、インプラント周囲のコラーゲンの研究や細胞接着の研究は印象的でした。
来年は、札幌で開催予定だそうです。
皆々様、本当にお疲れ様でした。

愛知県歯科技工士会館で講演させていただきました。②

講演の内容としては、Dental Laboratory BOWの渡部さんが担当した当院のインプラント補綴の勘所を解説して頂きました。私はインプラント治療における補綴装置製作に必要なエビデンスと症例供覧、その中で最終補綴装置へ移行する際、清掃性が反映した形態の解説を主任歯科衛生士の山田が解説しました。
質疑応答はよいディスカッションになり、改めて愛知県歯科技工士会の歯科技工士の皆さんの熱意を感じました。私も大変勉強になりました。どうもありがとうございました。