今日からできる「インプラント周囲炎」の予防法について

インプラント治療を受けられた方、またはこれから考えている方にとって気になるのが「インプラント周囲炎(しゅういえん)」という病気です。
実はこの病気、インプラントを失う原因ですが、しっかり予防すれば防ぐことができます。
今回は、インプラントを健康に保つために、ぜひ知っておいていただきたい「インプラント周囲炎の予防」についてお話しします。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの歯ぐきや骨が炎症を起こし、歯を支えている骨が少しずつ溶けてしまう病気です。

進行するとインプラントがぐらつき、最悪の場合は抜けてしまうこともあります。
ですが、原因の多くは「お口の中の汚れ(プラーク)」なので、きちんとケアすれば防ぐことができます。

インプラント周囲炎を予防するための3つのポイント
➀毎日の丁寧な歯みがきが基本です。
インプラントの周りにも、天然の歯と同じように汚れ(プラーク)がたまります。
そのままにしておくと炎症の原因になるため、毎日のブラッシングがとても大切です。

➁定期的なメンテナンスが大切です。
インプラントを入れたあとは、定期的に歯科医院でのチェックとクリーニングを受けることがとても重要です。
目安としては、3〜6か月に1回のメンテナンスをおすすめしています。

➂喫煙や歯ぎしりも要注意です。
タバコを吸う方は、血流が悪くなることで歯ぐきの免疫力が下がり、炎症を起こしやすくなります。
また、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりもインプラントに大きな負担をかけます。
このような習慣がある方には、禁煙のサポートやナイトガード(マウスピース)による保護など、個別に対策をご案内していますのでご安心ください。

まとめ
インプラントはとても優れた治療法ですが、それを長く快適に使うには毎日のケアと定期的なチェックがかかせません。
少しでも気になる症状があれば、ご相談くださいませ。