定期検診がしやすいインプラントの設計

インプラントの治療後、大切なのは定期検診です。
定期検診の内容としては、
①清掃状態の確認とアドバイス
②上部構造(=人工歯)の清掃
③かみ合わせの調整
この三点が主な内容です。そこで、当院ではインプラントの上部構造は(正確な学術用語では“補綴装置”)スクリューリテインを採用しております。スクリューリテインとは『ネジ固定式』のことです。つまり、メリットは定期検診の時に外して点検と清掃、調整や研磨ができるということです。スクリューリテインに対して、セメントリテインがあります。セメントリテインは、インプラント-アバットメント間におけるセメント(接着剤)の残存によるインプラント周囲炎のリスク、上部構造を壊さないと外せないなどとデメリットがあります。


<↑スクリューリテインの上部構造、装着時硬性の樹脂でネジ穴を封鎖します。>

また、スクリューリテインの上部構造は、“精密さ”が要求されます。例えば、4本のインプラントの上部構造を製作する場合、4本すべて均等にネジのチカラがアバットメントに加わらなくてはなりません。そのため、精密さを求めるため、スクリューリテインの上部構造は、コストがかかります。当院では純正のマルチユニットアバットメントやチタン製の削り出しのフレームを採用しております。そのため『パッシブフィット』とよばれる適合精度はかなり良いです。

皆様が気にされる費用についてです。純正のマルチユニットアバットメントとチタンフレームを使用してのスクリューリテインの上部構造ですが、そこまで高額に設定していません。まずは、当院主催の無料のインプラント相談にてお問い合わせください。当院は患者様の将来まで考えた『定期検診がしやすいインプラントの設計』を推奨しております。